何故、音楽関係者はモンスターエナジーが好きなのか。
完全に筆者の主観であるが、バンドマン、機材厨、DTMer、作編曲家といった音楽関係者は、何故かモンスターエナジーが好きだ。
モンスターエナジー、略称モンエナ、通称魔剤は、アメリカ発祥のエナジードリンクである。
レッドブルと並んで、戦いに疲れた現代人の間でのエナジードリンクブームの火付け役として君臨するモンスターエナジー、音楽関係者もご多分に漏れず、まーよく飲んでいる。
エナジーが欲しいのか、カフェインが欲しいのか、単に味が好きなのか、身体に悪いとわかっていても、また一本、また一本と飲んでしまうのだ。
筆者も発売当初から愛飲しており、一時期は箱買いして、徹夜する時、ここ一番の頑張りどころの時、なんとなく気分が乗らない時、よく缶を開けていた。
部屋で、大学の部室で、スタジオで、ライブハウスで、道で、
気がつけばモンエナをキメていた。
古風なバンドマン(ロックンロール)においては、酒、煙草、ドラック、セックスだったのだろうが
童貞だったしがないギターデブだった筆者にとっては、酒、煙草、二郎、モンスターエナジーだったのである。
あの黄金色の液体に何故そこまで音楽関係者を引き付ける魔力があるのか、それは飲まないとわからないだろう。
まーとにかく音楽をやるうえではあの化物の力が必要だったのだ。
飲むと、聴こえるHz数が上がるとか、ギターのピッキングの精度が上がるとか、
そんなことは決して無いのに。
兎にも角にも、コーヒーを淹れるよりも気軽にジュース感覚でカフェインが摂取できるあの飲料、
長時間の集中力を必要とする、音楽関係者が、目をつけないはずは無いのだ。
1本200円少々するのに。割と清涼飲料水の間じゃハイエンド寄りですね。
例えるなら身体の歪み系、心のブースターである。ハイゲインアンプにチューブスクリーマーをかませるようなもの。
最後の1プッシュを決めてくれる存在、それがモンスターエナジーなのだ。
余談だが、イエガーボムという酒がある。
レッドブルにイエガーマイスターのショットを入れ一気飲みするというアレだが
今は実家在住の身故、家でモンスターエナジーを開けようものなら、母に
「またそんな毒みたいなの飲んで!ダメでしょ!」
と叱責されてしまうのが非常に辛い。
僕が死んだら、墓にはモンスターエナジーの緑を上げてくれ。
天国だか地獄だかわからないがあっちの世界で、
モンエナ臭いげっぷをしたいと思う。